2004年度第3回日本疫学会理事会(2004/10/28) |
2004年度第3回日本疫学会理事会 議事録 日時:2004年10月28日(木) 18:10-20:05 場所:松江東急イン エターナルルーム 2F 出席者(順不同、敬称略):吉村健清、上島弘嗣、川上憲人、黒沢洋一、佐藤眞一、徳留信寛、 中村好一、三浦宜彦、丸井英二、鏡森定信 欠席者(委任状):稲葉 裕、岸 玲子、中館俊夫、山縣然太朗、山口直人、児玉和紀、 古野純典、玉腰暁子、辻 一郎、深尾 彰、福井次矢、清水弘之 <協議事項> 1.2004年度第2回日本疫学会理事会 議事録が承認された。 2.奨励賞決定、評議員推薦、名誉会員決定、功労賞決定について ①「日本疫学会奨励賞選考に関する細則」第4条に基づき、奨励賞選考委員会の報 告を理事会にはかり下記4名が受賞者に決定された(順不同、敬称略)。 小橋 元(北海道大学大学院) 堤 明純(岡山大学大学院) 中山健夫(京都大学大学院) 金子 聡(国立がんセンター) ②評議員に下記2名が推薦された(順不同、敬称略)。 岡村智教(滋賀医科大学) 鈴木貞夫(名古屋市立大学) ③「名誉会員の推薦に関する細則」第2条第2項に基づき、理事会は名誉会員の推 薦担当理事から提出された候補者下記1名について審議し、推薦を決定した(敬 称略)。 飯田 稔(関西福祉科学大学) ④「日本疫学会功労賞に関する細則」第3条第2項に基づき、理事長は功労賞受賞 者の推薦担当委員長からの報告を理事会にはかり、功労賞に下記1名を決定した (敬称略)。 深尾 彰(山形大学) 3.「臨床研究に関する倫理指針」及び「地域がん登録事業に関する個人情報保護法の法 律の取扱いについての健康局長通知」の取扱いについて ①中村理事より、児玉理事からの情報として「地域がん登録事業に関する個人情 報保護法の法律の取扱いについての健康局長通知」の出された後、広島市医師 会で行なっているがん登録事業が、自治体による事業でないために支障を来た しているとの紹介があった。そこで、日本疫学会理事会決議に「広島市の医師 会がん登録についても考慮してほしい」旨の一文を追加するよう要望があった。 →その内容を踏まえた一文を加え、倫理問題検討委員会より原案を理事会に提 出、その内容を各理事が検討し、承認を得た後日本疫学会理事会決議として 健康局長に送付することになった。 ②「臨床研究に関する倫理指針」について、中村理事より、厚生労働省から近日 中にパブリックコメントが求められる予定である旨、情報提供があり、原案を 日本疫学会声明として提出するための手続きをする時間の余裕がないのではな いかとの懸念が示された。 →前回の理事会の決議に従い、日本疫学会声明として提出する予定だったが、 日本疫学会理事会決議として倫理問題検討委員会より原案を理事長に提出、 各理事の意見を聴取した後、当局とパブリックコメントに送付することとな った。 (付記)上記のことについては、その後、理事長が以下のように処理した。 1「地域がん登録事業に関する個人情報保護法の法律の取扱いについての健 康局長通知」についての日本疫学会理事会決議 決議文書を11月8日 に厚生労働省健康局長 田中慶司殿宛に郵送した。 2「臨床研究に関する倫理指針」に対する日本疫学会理事会決議 決議文書を11月8日に厚生労働省医政局研究開発振興課宛に郵送した。 3「臨床研究に関する倫理指針」に対する日本疫学会理事会決議をパブリッ クコメントにも掲載する件 理事会ではパブリックコメントに掲載するように決まったが、理事会開催 後に出されたパブリックコメントの意見募集(2004年10月29日)による と、「今回は、個人情報の保護に関する改正点についてのご意見のみ募集」 になっていることから、理事会決議そのままを提出することは適当でない と判断し、理事会決議としては提出しなかった。 4.JE編集委員の選考 以下の通り委員が選ばれ、理事長から委嘱された(順不同、敬称略、*は新任)。 任期〔2005年1月1日~2007年12月31日〕 JE編集委員長…中村好一 JE編集委員…橋本修二、井手玲子、片岡恭一郎、黒沢洋一、松田晋哉、三浦克之、 中村美詠子、斉藤重幸、祖父江友孝、玉腰暁子、辻 一郎、山縣然太朗、安村誠司、 *林 朝茂、*溝上哲也、*永田知里、*新開省二、*曽根智史、*谷原真一 また、JEに毎回掲載されている、以前の編集委員の名前・所属の一覧を削除すること が決定された。 5.ニュースレター新編集委員の承認 以下の通り委員が選ばれ、委嘱された(順不同、敬称略、*は新任)。 任期〔2004年3月26日~2007年3月25日〕 ニュースレター編集委員長…児玉和紀 ニュースレター編集委員…*井手玲子、種田行男、尾島俊之、*片岡恭一郎、斎藤重幸、 高田和子、*西 信雄、*寶珠山務、*星 佳芳、*本荘 哲、*武藤香織 6.その他 ・日本予防医学リスクマネージメント学会への賛助学会としての参加について →もう少し詳しい説明が必要であると判断され、理事長が日本予防医学リスクマネ ージメント学会に確認することとなった。 ・上島理事から日本疫学会決議として「禁煙宣言」を出そうとの提案があった。 →出すことで意見が一致した。このために、上島理事から早急に原案を出してもら い、2005年1月の総会で日本疫学会決議にすべく準備することとなった。 ・吉村理事長から、磯評議員から、理事選挙の規定について、会員1人1票とする改 定案の検討依頼が来ている旨、報告があり、内容をメーリングリストに載せて、理 事の意見を聞いた後、次回の理事会で検討することとなった。 <報告事項> 1.庶務報告(事務局) 1)会員数(2004年10月19日現在) 名誉会員:26名 評議員:240名 普通会員1104名 合計1370名 (2004年度新入会87名 退会希望10名) 2)年会費納入状況(2004年10月19日現在) 2004年度会費納入義務あり会員 :1344名 2004年度までの会費納入完了者 :983名(73.1%)*評181名/普802名 2004年度までの会費納入未納者 :361名(26.9%)*評59名/普302名 2年以上の滞納者 :81名(6.0%)*評8名/普73名 3)インフォメーションメールの現状(2004年10月19日現在) 登録者数 :1092名(79.7%) IM発行回数 :1回 2.各種委員会報告 1)Journal of Epidemiology 編集委員会(JE編集委員長:中村理事) 著作権協会へ提出するJEの複写に係る権利保障を示す書類について報告され た。 (付記)その後著作権協会へ著作権譲渡規定の関係書類を送付し、受理された。 2)ニュースレター編集委員会(ニュースレター編集委員長:児玉理事、代・事務局) 日本疫学会ニュースレター第24号が9月15日に刊行されたとの報告があった。 3)倫理審査委員会(東日本・西日本)(委員長:山口理事、上島理事 代・事務局) 案件のないことが報告された。 4)国際交流委員(国際交流委員:上島理事、徳留理事) ①日英文化交流(保健)について 日本疫学会が英国のパートナーとして研究交流することになり、日本疫学 会の国際交流委員会がこの件を取り扱うことになったことが報告された。 また、研究費の申請をDaiwa-Anglo-Japanese Foundationに提出すること が報告された。 (付記)その後中村理事より、申請は受理されなかったとの報告があった。 ②日韓疫学セミナー開催準備について 2005年度学術総会にあわせて日韓疫学セミナーを準備していることが報告 された。 3.第15回日本疫学会学術総会準備状況(第15回日本疫学会長:上島理事) 抄録締め切り、総会及び関連行事の日程・時間割の案、経費について報告された。ま た奨励賞受賞者が多いため、受賞者講演の日程・時間割を再度検討することとなった。 4.第16回日本疫学会学術総会準備状況(第16回日本疫学会長:徳留理事) 財団法人名古屋観光コンベンションビューローへ、国際会議開催助成金申込予約依頼 書を提出した旨、報告された。2006年1月18~19日に、第16回日本疫学会総会、 続いて1月20日午前に第5回日韓疫学セミナー、20日午後~21日に第4回アジア太 平洋がん予防機構地域会議が、名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)で予定され ている。 |