2005年度第2回日本疫学会理事会 議事録(2005/9/14) |
日時:平成17年9月14日(水)18:30-21:30 場所:京王プラザホテル札幌 ペガサス 22階 出席者(順不同、敬称略):吉村健清、稲葉 裕、鏡森定信、佐藤眞一、辻 一郎、徳留信寛、 中村好一、三浦宜彦、山縣然太朗、川上憲人、黒沢洋一、丸井英二 欠席者(委任状提出者):古野純典、中館俊夫、深尾 彰、福井次矢、山口直人、清水弘之 <協議事項> 1.2005年度第1回日本疫学会理事会 議事録が承認された。 2.奨励賞、功労賞推薦、名誉会員推薦について ①奨励賞選考委員会委員長 稲葉理事から、5名の応募の中から2名を選考したという 報告があった。「日本疫学会奨励賞選考に関する細則」第4条に基づき、理事長はそ の報告を理事会にはかり、受賞者を下記2名に決定した(順不同、敬称略)。 鈴木貞夫(名古屋市立大学) 栗山進一(東北大学) ②「日本疫学会功労賞に関する細則」第3条第2項に基づき、理事長は功労賞受賞者推 薦担当の委員長 稲葉理事からの報告を理事会にはかり、功労賞に下記1名を決定した (敬称略)。 上島弘嗣(滋賀医科大学) ③名誉会員推薦担当理事の委員長 稲葉理事から今年度の名誉会員の該当者はなしとの 報告に基づき、今年度は名誉会員の推薦は行わないこととなった。 3.稲葉理事の後任について 「理事会申し合わせ事項」第1項に基づき、稲葉理事が2006年1月に行われる会務総会 をもって理事を退任することとなり、それに伴って理事の後任と現在稲葉理事が担当す る委員の後任について、2006年1月に行われる理事会のための原案として確認を行った。 ①理事の後任 丸井監事が理事の後任に推薦され、その場で丸井監事の内諾を得られたことから、 2006年1月から稲葉理事の残任期間、丸井監事が理事に就任することで決定した。ま た新監事については、推薦された候補者の内諾を得られたらという条件で、理事会の 承認を得た。 ②名誉会員・功労賞受賞者推薦担当理事・委員長の後任 名誉会員・功労賞受賞者推薦担当理事 候補者について、推薦された候補者の内諾を得 られたらという条件で、理事会の承認を得た。また委員長の後任として鏡森理事が推薦 され、その場で鏡森理事の内諾を得られたことから、稲葉理事の残任期間、鏡森理事が 委員長に就任することで決定した。また「任期なし」とあるが、理事がかわれば委員も かわることから、任期を2007年1月までとした。 ③奨励賞選考委員の後任 2006年3月に次期奨励賞選考委員になるので、2006年1月から3月まで現奨励賞選考委 員を1名欠員にし、2006年1月の理事会で次期奨励賞選考委員5名を決定することにした。 ④倫理問題検討委員 「63歳に達した場合の退任については、理事である委員長のみ適用される」(2004年度 第2回日本疫学会理事会議事録 参照)ことから、稲葉委員長は委員長を退任すること となり、倫理問題検討委員で新委員長を互選した結果、山縣理事が選出され、決定した との報告が稲葉委員長からあった。 4.倫理審査委員の指名(東西5名ずつ) 次期倫理審査委員(任期2006年1月から2009年1月)の指名について、稲葉倫理問題検討委 員長から選出の詳細について説明があった。 倫理問題検討委員である倫理審査委員は外すべきだとの理由で、現在の倫理問題検討委員 である倫理審査委員2名と上島理事(評議員の残任期間を考慮)に替わり、新倫理審査委 員3名を加えることにした。3名の候補者からは内諾を得ているが、他の委員から再任の 内諾を得ていないため、2006年1月の理事会までに全員の内諾を得ることが確認された。 また、2006年1月の理事会までに次期倫理審査委員は東日本・西日本倫理審査委員長を互 選することが確認された。 5.「住民基本台帳閲覧存続」要望書について 日本社会学会理事・北海道社会学会会長の 金子 勇 教授(北海道大学大学院文学研究科) に、要望書の詳細について説明していただいた。20分ほどの質疑応答後、日本社会学会が 提出した要望書を参考にしながら、日本疫学会要望書を作成することにし、作成に関して は日本疫学会倫理問題委員会に一任することに決定した。また早急な対応が必要であるた め、「日本疫学会理事会」決議で要望書を作成し、日本疫学会理事長名で提出することに した。 6.戸籍簿原則非公開について 日本疫学会倫理問題検討委員会が案をつくることに決定した。 7.理事選挙について 選挙管理委員5名を2006年1月までに理事長が指名し、内諾を得ることが確認された。ま た2006年度選挙管理委員会の運営について、以下のことが確認された。 ①2006年10月上旬に、当選者の同意書を得て、結果報告をすること。 ②2006年10月の理事会は、現理事とオブザーバーとしての新選出理事との合同で行うため、 10月の合同理事会の通知をすること。 ③新選出理事は2006年10月理事会の30分程前に集合し、理事長選挙を行うこと。 8.その他 ・入会申込書の変更について 事務局等から、入会申込書の変更について次のような提案があった。 ①「学会からの連絡先(雑誌等送付先)」の選択を追加する。 ②「主な研究分野」に「食品衛生」「母子保健」「国際保健」を追加する。 ③ 以前評議員だった普通会員も推薦者に含む。 上記に関し、以下の通りに決定した。 ・①について、「学会からの連絡先(雑誌等送付先)」の選択肢にある「所属機関住所」 「自宅住所」の「住所」をはずす。 ・②について、「学校保健」を追加する(14.「母子保健」の次におく)。 ・③について、「推薦(元)評議員名」ではなく、「推薦評議員名」とし、その下に 「役員経験者を含む」と但し書きをする。 ・「氏名」「生年月日」「所属機関」「自宅」と同じ並びに「連絡先e-mailアドレス」を加える。 「最終学歴」と「卒業年」の位置の検討を含め、事務局が入会申込書最終案を理事メールにて 提案し、理事会の承認を得ることで決定した。(決定した入会申込書) <報告事項> 1.庶務報告(事務局) 1)会員数及び会費納入状況(2005年9月2日現在)
[退会希望者の扱いについて] 事務局に退会の申し出をしたその年度までの会費納入を督促し、それでも納入のな かった場合は、未納である年度分までの雑誌返送を督促することにした。 [2年以上滞納者への扱いについて] まず評議員の滞納者に理事長名で督促することにし、その後、普通会員に理事長名 で督促をすることにした。また理事会の際滞納者リストを回覧し、理事が直接未納 者に会費納入を催促することが確認された。 2)インフォメーションメールの現状(2005年9月2日現在) 登録者数 :992名(73.1%) IM発行回数 :5回 3)物故会員 藤田 正一郎 先生(評議員) 慣例に従い弔電は「日本疫学会」名で事務局より打ち、理事長が自己負担で理事 長名で献花した。 2.各委員会報告 1)JE編集委員会(中村編集委員長) 資料に基づき報告があった。 2.刊行状況の15巻6号にspecial articleが加わることが付け加えられた。 会員からの「学会誌の発行日を決めてほしい」との要望に対し、著者に対する校正 の遅れや原稿が揃ったらできるだけ早く発行したい等の理由で、期日を決めること はできないと説明があった。また、採用論文の会費納入の確認を行ってきたが、こ れからは、新規投稿を受け付ける際、会費未納者には催促をする方針であることが 報告された。 2)ニュースレター編集委員会(児玉編集委員長 :事務局代理報告) 25号はすでに掲載されており、仮掲載している26号が近々アップされるとの報告 があった。 3)倫理問題検討委員会(稲葉倫理問題検討委員長) ヒトゲノム研究を倫理審査の対象に加えた日本疫学会倫理指針について検討中で あり、次の理事会、評議員会、会務総会で原案が承認されることを目標としてい ることが報告された。 4)倫理審査委員会(東日本:山口委員長、西日本:上島委員長 :事務局代理報告) 2005年1月から9月まで2件の申請があり、そのうちの申請番号04003は差し戻し 後再審査で承認され、申請番号05001は審査中であることが報告された。また、理 事会直前に事務局に新たに申請書が2件届いた。 5)国際交流委員(上島国際交流委員長 :徳留委員代理報告) IEA参加奨励について、応募者16名中10名を選出したことが報告された。 3.第15回日本疫学会学術総会報告(上島 前会長 代理:事務局) 4.第16回日本疫学会学術総会準備状況(徳留 会長) 日程が変わったこと、会長講演の時間が取れないことの報告があった。 国際会議を併せて行うなら、JSTSに申請するため、学会長を2年前に決定すべきで あるとの意見が出された。 5.その他 ・事務局報告 ・名簿作成について事務局から、10月には会員からのデータ収集を終え、名簿を作成 完了し、11月上旬には発送したいとの報告があった。 ・名簿について、会員から「所属地域別にし、巻末に五十音別の索引をつけてほしい」 との意見があったことが事務局から報告された。所属地域別にすると、名簿としては 不便であるとの意見から、今回は見送ることとした。 ・中村理事から学術総会の予算をもう少し上げてはどうかとの意見があった。 ・中村JE編集委員長から、査読依頼の電子メール化で郵送代が節減できている現状を 考え、投稿料5000円をなくす考えであることが伝えられた。 ・吉村理事長から、中村理事がIEA(International Epidemiological Association ) 西大西洋地域理事選挙で当選したとの報告があった。 以上 |