- 2007年度第2回日本疫学会理事会 議事録
日時 | 2007年(平成19年)4月16日 (月)14:00-16:00 |
場所 | 品川プリンスホテルノースタワー会議室620 |
出席者 | (順不同、敬称略)辻一郎、深尾彰*、中村好一、山縣然太朗、
三浦宜彦、山口直人、大井田隆、徳留信寛、浜島信之、佐藤眞一、中山健夫*、児玉和紀、田中恵太郎、岸玲子*、祖父江友孝、岡山明、橋本修二*、斎藤重幸、玉腰暁子、丸井英二
*)委任出席者 |
欠席者 | (順不同、敬称略)津金昌一郎、秋葉澄伯、黒沢洋一 |
理事会に先立ち、児玉和紀新理事長より、委任状提出者を含めて理事の過半数の出席により理事会が成立していることが確認され、新しい事務局員が紹介された。
<協議事項>
1. 2007年度第1回日本疫学会理事会議事録(案)が報告され、承認された。
2. 将来構想検討委員会について
1) 辻一郎委員長より委員会の目的について、「わが国の疫学研究を飛躍的に発展させるための戦略を策定したうえで、その実現に向けた具体策を立案するとともに、その進捗を管理する」との説明があり、承認された。
2) 検討課題として以下が承認された。
・疫学研究者の確保とスキルアップを図るための戦略
・疫学研究の調査環境を改善するための戦略
・臨床分野との連携を強化するための戦略
・社会貢献・社会へのアピールを強化するための戦略
・学会機能を強化するための戦略
3) 日程
2007年4月から12月までに2月に1回のペースで委員会を開催することが承認された。
4) 委員(敬称略)
児玉和紀(理事長・顧問)、
辻一郎(委員長)、中村好一(副委員長)、岡山明、斎藤重幸、佐藤眞一、
祖父江友孝、中山健夫、山縣然太朗(以上、理事)、黒沢洋一、玉腰暁子(以上、監事)、塚原太郎(厚生労働省医系技官・自治医科大学卒後指導部長)寳澤篤(滋賀医科大学・若手)、寶珠山務(産業医科大学・若手)、山本精一郎(国立がんセンター・若手)、西信雄(放射線影響研究所・学会事務局)、栗山進一(東北大学・委員会事務局) 以上の委員が承認された。
5) 日本疫学会将来構想検討委員会・年間経費については、予備費として¥100,000が追加され、予算合計¥2,000,000で承認された。
3.各委員会新委員について、以下の通り承認された(敬称略、◎は委員長または責任者)。
将来構想検討委員会 |
◎ | 辻 一郎 | 東北大学 |
| 祖父江 友孝 | 国立がんセンター |
| 斎藤 重幸 | 札幌医科大学 |
| 岡山 明 | 国立循環器病センター |
| 中山 健夫 | 京都大学 |
| 佐藤 眞一 | 大阪府立健康科学センター |
| 中村 好一 | 自治医科大学 |
| 山縣 然太朗 | 山梨大学 |
| 黒沢 洋一 | 鳥取大学 |
| 玉腰 暁子 | 国立長寿医療センター |
| 塚原 太郎 | 自治医科大学 |
| 栗山 進一 | 東北大学 |
| 山本 精一郎 | <国立がんセンター/td> |
| 寳澤 篤 | 滋賀医科大学 |
| 寶珠山 務 | 産業医科大学 |
| 西 信雄 | 放射線影響研究所 |
名誉会員推薦担当理事・功労賞受賞者推薦担当理事 |
◎ | 佐藤 眞一 | 大阪府立健康科学センター |
| 徳留 信寛 | 名古屋市立大学 |
| 津金 昌一郎 | 国立がんセンター |
奨励賞選考委員 |
◎ | 深尾 彰(新) | 山形大学 |
| 岸 玲子(新) | 北海道大学 |
| 徳留 信寛(新) | 名古屋市立大学 |
| 中山 健夫(新) | 京都大学 |
| 山口 直人(新) | 東京女子医科大学 |
国際交流委員 |
◎ | 中村 好一(新) | 自治医科大学 |
| 岡山 明(新) | 国立循環器病センター |
| 斎藤 重幸(新) | 札幌医科大学 |
倫理問題検討委員会 |
◎ | 山縣 然太朗 | 山梨大学 |
| 中村 好一 | 自治医科大学 |
| 玉腰 暁子 | 国立長寿医療センター |
| 水嶋 春朔 | 国立保健医療科学院 |
| 岡山 明 | 国立循環器病センター |
| 辻 一郎(新) | 東北大学 |
| 祖父江 友孝(新) | 国立がんセンター |
| 川村 孝(新) | 京都大学 |
ニュースレター編集委員会 |
◎ | 三浦 宜彦(新) | 埼玉県立大学 |
| 尾島 俊之(再) | 浜松医科大学 |
| 大竹 恵子(新) | 東北学院大学 |
| 大西 浩文(新) | 札幌医科大学 |
| 北畠 義典(新) | 明治安田厚生事業団体力医学研究所 |
| 西 信雄(再) | 放射線影響研究所 |
| 延原 弘章(新) | 高崎健康福祉大学 |
| 藤野 善久(新) | 産業医科大学 |
| 星 佳芳(再) | 国立保健医療科学院 |
| 若林 チヒロ(新) | 埼玉県立大学 |
ニュースレター編集委員会は、三浦宜彦理事を担当とし、尾島俊之会員を編集委員長とすることが承認された。
4. Journal of Epidemiology次期編集委員長に祖父江友孝理事が推薦され承認された。
5. 第20回日本疫学会学術総会ならびにIEA Western Pacific Regional Meetingの会長候補に三浦宜彦理事が推薦され承認された。
6. その他。
1) ホームページの階層案とインフォメーション・メールに関するサーバー(Secure DB)のパンフレットを配布し、テストページを供覧した。個人情報保護の観点から、インフォメーション・メールを含め、HPのシステムを変更する必要性を説明して承認された。
2) 理事会・各委員会の交通費について、文部科学省科学研究費補助金の規程に準拠して実費を支給することが承認された。
<報告事項>
1. 庶務報告(事務局)
1) 会員数(2007年4月11日現在)
名誉会員:25 名 評議員:192 名 普通会員:1,201名 合計:1,418名
2) 会費納入状況(2007年4月11日現在)
2007年度会費納入義務あり会員:1,393名
2007年度までの会費納入完了者:656名(47%)
2年以上の滞納者(2005、2006年度分):31名(2%)
2. 各種委員会報告
1) 倫理検問題討委員会(山縣委員長)
疫学研究の倫理指針の見直しをし、5月頃をめどにパブリックコメントを提出すること、また戸籍の附票、住民票の写しの交付についてのパブリックコメントを提出したことの報告があった。
2) 倫理審査委員会(東日本:山口委員長、西日本:事務局)
東日本、西日本ともに、審査中の案件が1件あることが報告された。
3) Journal of Epidemiology編集委員会(中村編集委員長)
刊行状況と17巻3号を印刷中であること、投稿状況は15編を検討中であることが報告された。ファーストオーサー、コレスポンディングオーサーは学会員でなければならないが、海外からの投稿については特に規定はないことが報告された。
4) ニュースレター編集委員会より特に報告事項はなかった。
3. 第17回日本疫学会学術総会(児玉理事長)
平成19年1月26日から2日間の日程で広島市南区民文化センターにおいて行われた。参加者493名、演題が229題であった。託児所を設けたことがかなりの評判であった(延べ19名の方が利用)との報告があった。
4. 第18回日本疫学会学術総会準備状況が丸井次期学会長から報告された。
日程:平成20年1月25日(金)~26日(土)
場所:学術総合センター
テーマ:地球時代の疫学に向かって
事務局:順天堂大学医学部公衆衛生学教室(当面TEL:03-5802-1048)
5. 第19回日本疫学会学術総会準備状況が事務局から報告された。
日程:平成21年1月22日(木)~24日(土)
場所:金沢市文化ホール
テーマ:未定
6. その他
1) 日本医学会評議員として、吉村 健清会員(前学会理事長)が就任。
2) 「衛生・公衆衛生学用語集」の改訂のため、日本疫学会からは山口直人理事に担当をお願いしたとの報告があった。
3) 日本疫学会が日本医学会の社会部会に区分されるようになったと報告があった。
4) 若手の会代表幹事決定の報告があった。(事務局)
総務担当:宮木 幸一会員(京都大学大学院医学研究科健康情報学)
会計担当:村上 義孝会員(滋賀医科大学社会医学講座福祉保健医学部門)
<その他>
・ 評議員を推薦するためのリストを作成し、各理事より推薦して頂くようにとの案が出された。