2013年度第3回日本疫学会理事会 議事録
日時 2013年(平成25年)10月25日(金)13:30-16:30
場所 三重県総合文化センター 男女共同参画センター(フレンテ)棟 特別会議室
出席者 (順不同、敬称略):磯博康、辻一郎、安村誠司、萱場一則、中村好一、山縣然太朗、川上憲人、 津金昌一郎、山口直人、浜島信之、井上真奈美(祖父江友孝理事・代理)、 黒沢洋一、秋葉澄伯、玉腰暁子、中山健夫、新田裕史、三浦克之、郡山千早
委任状出席者:橋本修二、田中恵太郎、曽根博仁、溝上哲也
オブザーバー:学会事務局(今野、西野)、JE編集委員会事務局(橋本)

理事会に先立ち、磯理事長より、委任状提出者を含めて理事全員の出席により理事会が成立していることが確認された。


<協議事項>
1.2013年度第2回日本疫学会理事会議事録(案)について報告があり、承認された。
2.学生会員の特典として、初年度のみ1回だけ年会費を無料とする提案がされ、総会で2月1日から運用することを諮ることが承認された。
3.日本疫学会の法人化について
磯理事長より、学術会議で出来るだけ法人化を進めてほしいとの意見があること、現状の体制の問題点、法人化によるメリットとデメリット、NPO法人か一般社団法人か、今後の予定について報告があり、一般社団法人としての法人化を進めることが了承された。平成26年1月の学術総会で法人化の是非に関する審議を行うことになった。
4.利益相反(COI)委員会の設置について
理事会の構成員、編集者・査読員、倫理委員会の外部委員について、利益相反の規定が無いため、磯理事長、安村理事より提案があり、その設置が承認された。全てCOIを出してもらう。玉腰理事が委員長として推薦され、承認された。

<報告事項>
1.学会事務局からの報告
1) 学会事務局活動について、磯理事長より報告があった。
・若手の会との意見交換会議事
・入会案内ポスター、学会概要スライド、JEポスターによる新規会員の開拓 (HP掲載)
・臨床・保健分野の学会とのシンポジウム、セミナー等の共催予定
2) 今野事務局長より、庶務報告があった。
・会員数(2013年10月1日現在)
 名誉会員:28名 評議員:164名 普通会員:1,455名(合計:1,647名)
・年会費納入状況(2013年10月1日現在)
 2013年度会費納入の義務がある会員:1,619 名
 2013年度までの会費納入完了者:1,310名(80.9%):未納者へのリマインダー予定
 2011年と2012年の2年以上の滞納者:43名(2.6%)
・2014年の年会費を11月に請求予定
2.磯理事長より、がん登録法案―国の疫学研究倫理指針中間とりまとめに対するパブコメを行ったことの報告があった。また、疫学倫理指針と臨床倫理指針に関するパブコメを提出した。
3.磯理事長より、収支の途中経過および財産目録について報告があった。
4.各種委員会等からの報告
1)倫理問題検討委員会
安村理事より、本学会で倫理申請を承認した場合の、進捗、中止、終了モニタリングの仕組みについて、報告書の提出を義務づけることの報告があった。
2) 名誉会員推薦・功労賞受賞者推薦委員会
辻理事に代わり、山縣理事より候補者について報告があり、承認された。
名誉会員 上島弘嗣先生、鏡森定信先生、吉村健清先生 功労賞 秋葉澄伯先生 
3) 学術委員会
萱場理事より、サマーセミナー2013の報告、第24会学術総会本部企画の予定について報告があった。「本部企画」について、「学術委員会企画あるいはシンポジウム」への名称変更について提案があり、了承された。
4)国際疫学会準備委員会
中村理事より、IEA開催日時が2017年6月25~27日に大宮ソニックシティーで開催する予定であること、国内外におけるPR活動について報告があった。
5) 統計利用促進委員会
山縣理事、中村理事より、疫学研究データ・アーカイブの設立に向けた取り組みについて、委員会開催日程と現在の状況、データ提供および利用の流れについて報告があった。玉腰理事より、終了したコホート(JACC、三府県コホート、大崎コホート、JALS)の利用方法について検討が始まるとの報告があった。「医療科学・疫学データ・アーカイブ」については、既に運用が始まっているJSTのNBCDとは差別化を図る方針。
6) 広報委員会
津金先生より、ニュースレター42号の発行等、進捗状況について報告があった。
7) 奨励賞選考委員会
山口理事より、奨励賞選考結果について、報告があった。
8) 選挙規定検討委員会
川上理事より、ブロック間の一票の格差の是正、様々な研究分野の理事を獲得するための指名理事の増加、法人格を持った場合の選挙方法の検討の必要性等について議論を進めている旨の報告があった。ブロック制についての見直しについても検討を。理事から、理事の数を増やす前に評議員を増やすのが先ではという意見があった。理事長から、連記式か単記式かの検討も行う提案が出された。
9) 疫学研究支援委員会
橋本理事に代わり、中村理事より、小児保健に関する疫学研究について1件申請があり、支援を開始したことの報告があった。
10)国際交流委員会
20th IEA 国際疫学会参加費補助事業の概要について報告があった。助成額について、1件最大10万円(10件程度)とし、12月にHPに掲載する。JE投稿については、JEへの投稿を推奨する程度にとどめる。 若手会員参加費補助事業として、応募資格のところに若手会員が対象であることを明記する。日韓疫学セミナーの促進企画の進捗状況について報告があった。
11)Journal of Epidemiology編集委員会
JE編集委員長の祖父江先生から井上真奈美先生への交代の提案について、磯理事長より報告があり、承認された。
井上理事代理から、JEの投稿・査読状況について報告があった。国内より海外の投稿数が多い。  2014年からの編集委員会の方針について報告があった。
外国人編集委員について報告があった。新編集委員候補について報告があり、感染症分野に関して候補者の新たな推薦があった。候補として妥当と判断された候補者に対して履歴・業績の提出を依頼することになった。
磯理事長から、JEに関して、優秀論文賞を創設することとなったことの追加報告があった。
12)疫学専門家養成検討委員会
田中理事に代わり、黒沢理事より、理事を対象としたアンケート調査の計画があることについて報告があった。
13)全国公衆衛生関連学協会連絡協議会の状況報告
秋葉理事から、事務局を日本疫学会東京事務局が兼ねていること、HPの委託業者を日本疫学会と同じにしたこと、「子供の健康リスクを考える」というテーマのワークショップを実施する予定であること、今年度の会費は徴収しない予定であることが報告された。
5.第24回日本疫学会学術総会準備状況について、辻理事より報告があった。
6.第25回日本疫学会学術総会準備状況について、浜島理事から優秀英語口演賞授与、プログラム、会場等について報告があった。
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